■ LaTeX での図表と章番の参照 [何をするか?] 図表や章番号の参照を LaTeX に任せて自動化する.これを使うと文章の移動 や変更が容易になる.\label と \ref を使用する. [準備] 各項目について \label と \ref を次のように定義する.これを LaTeX ソー スの \begin{document} の前あたりに置く.別ファイルにしておいて \input してもいい.(似た形式で他にも定義可能). \def\labfig#1{\label{fig:#1}} \def\labtab#1{\label{tab:#1}} \def\labchap#1{\label{chap:#1}} \def\labsec#1{\label{sec:#1}} \def\reffig#1{{\bf Fig.\ \ref{fig:#1}}} \def\reftab#1{{\bf Table\ \ref{tab:#1}}} \def\refchap#1{{\bf 第\ \ref{chap:#1}\ 章}} \def\refsec#1{{\bf\ref{sec:#1}\ 節}} [使い方] 図表:\caption{} の後に \labfig{図の説明} と入れ,参照したい箇所 \reffig{図の説明} とする. 章節:\chapter{},\section の後にそれぞれ \labchap{章題名}, \labsec{節 題名} と入れ,参照したい箇所で \refchap{章題名}, \refsec{節題名} とする. [使用例] \begin{document} \chapter{しょしょう}\labchap{しょしょう} \refchap{しょしょう} で \reffig{ずずず} を示す. \begin{figure} \caption{ずずず}\labfig{ずずず} \end{figure} \end{document} [注意] ・目次などの生成と同様,参照を正しく行うには少なくとも2度の LaTeX コ ンパイルが必要."Label(s) changed." などと言ってきたら再度の処理が必 要かラベル付けが誤っている可能性がある. ・\label, \ref を使う箇所を逆に混同してしまうことがあるので注意する. --- [1998/10/23] oshiro update